二つ折り財布はカジュアルで遊びが効いたものが人気！

メンズ財布の中で札入れを含む長財布はジャケットの内ポケットかバッグに入れることが多く、その生活スタイルからカチッとした大人のイメージが強い財布ですが、二つ折り財布はオーソドックスな黒やブラウンも定番の人気ですが、カジュアルで遊びが効いたものも人気があります。　事実、デパートで一番人気の二つ折り財布のブランドはポールスミスです。

ポールスミスといえば、中の部分をプリント革にしたり派手なファブリック（布生地）を挟んだりしてポップでカジュアルな革製品を作り出しています。これは普通なら好みがあるため、売れるかどうかの心配もあり、中々販売に踏み切れないものですが、さすがは長い間カジュアルブランドとして一線を走っているポールスミスは、見事にブランドイメージを強調しつつメンズ向けの革小物を作り続けています。

日本に上陸して30年以上経っているかと思いますが、本業のアパレルはもちろん、財布や革小物に至るまで長い期間ずっと売れ続けているというのは本当に凄いことですね。

一言でカジュアルというのは簡単ですが、先程も述べたように好みがあるため、その路線でいくのは簡単ではないんです。それ故に革製品のブランドではカチッとした渋めの色で作られている革財布や革小物が多いのが現状です。デパートの革財布や革小物の売り場を見ればわかるように売れ筋は定番の黒やブラウンといった落ち着いた紳士向けのメンズ革製品です。

これは、プレゼント（ギフト）需要が多いため、あらゆる年代の方にも選り好みの少ない革製品を置いていたほうがベターであるということからであると思います。

ポップでカジュアルな二つ折り財布

『革製品＝（イコール）カチッとした渋めの紳士向け』このようなイメージを払拭し斬新な革製品を打ち出し続けているブランドがあります。

札幌の革職人集団【steal レザー】です。

ポップでカジュアルな革製品という点ではポールスミスと似ていますが、大きく違う点は知名度とブランドイメージの確立です。

ポールスミスは言わずと知れたカジュアルブランドで知名度とブランドイメージが高くカジュアルで遊びが効いた財布や革小物も販売しても、そのイメージが確立しているため難なく溶け込むことができます。

さらに斬新なデザインにしてもブランドイメージが確立しているために「おもしろい」とプラスに働く作用があります。それが長年を掛けて確立したブランドイメージで売れ続ける理由でもあります。

【stealレザー】については最初は社長一人が革職人であった小さなお店から始まっています。その斬新なデザインかつこだわりのある職人の技法からファンは増え続け、彼のもとに集まる若いスタッフも増えて事業を拡大していきました。

もともとブランドイメージがあった訳ではないのにポップでカジュアルな革製品を作り続けている。ということの難しさと疑いようのない自分たちのモノ作りへの信念は【stealレザー】のプライドとこだわりを感じられます。

財布自体の『軽量化』に成功した「名作」二つ折り財布。カジュアルさを存分に感じられる財布

【stealレザー】の財布の中でも名作と言われるのが、日本製/国産革の最高峰、栃木レザーに特別カラーオーダーした二つ折り財布です。

この二つ折り財布は何が名作なのか。それは財布自体の軽さです。革の強度を保つ極限の薄さが0.6mmでギリギリの強度まで革を漉いて薄くし、薄くした分得られたのは「やわらかさ」と「しなやかさ」です。　紙や布と同じように革でも薄くするとやわらかくなります。その「やわらかさ」からくる風合いと手触りの良さと、革を薄くしたことで生まれる「軽量化」がこの二つ折り財布を名作といわしめる所以です。

重さは実に…A4大学ノートより軽い約70g　

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