漠然とブランド物が良いと購入していませんか?そもそも『ブランド』とは何かを解説!

漠然とブランド物が良いと購入していませんか?そもそも『ブランド』とは何かを解説!

「ブランドだから良いものだ」と漠然と長財布を購入していませんでしょうか?せっかく購入したブランド財布、これから購入するブランド財布がなぜ良いとされているのかを知る事で、よりお気に入りの長財布になっていただけたらと思います。長財布購入の際のお客様目線でお話いたします。

そもそもブランドって何

「ブランド」とは?で調べてみますと、商標、銘柄。
通常、自社の商品・サービスと他社のそれとの差別化を図る目的で使用される。消費者にとっては、商品やサービスの質を判断する際の指標となり、また、質とは関係なくそのブランドの商品を持っていると格好が良いという〈ブランドの一人歩き〉現象も多く起こっている。とあります。

簡単に言えば「他と区別できる特徴を持ち、価値の高い製品のこと」と言えます。

漠然とブランド物が良いと購入していませんか?そもそも『ブランド』とは何かを解説!

品質の高い製品、革と向き合って製作している長財布

どうしたらブランドになる

これは非常に難しくもあり、憧れでもあります。
「ブランド」とはメーカーや特定の商品だけでなく人にも当てはまります。人でいうと芸能人や有名人はその典型です。芸能人にとって一番大切なのはイメージです。芸能人は人でもありひとつの商品でもあります。その商品を売れる商品にするために多くの人が携わり商品化していきます。

そして、その人のイメージによって、この番組に合う、この役柄に合う、このCMに起用したいなどが生まれ、それらをこなしていき定着していくことで「●●と言えばあの人」イメージになっていきます。それを確立→ 発展化していくことでブランド化につながります。

しかしながら芸能人も含めてすべての商品やメーカーがブランドになれるわけではありません。ブランドになれる、多くの人からブランドとして認められるのは本当にごくわずかです。なぜなら、ブランドとはその分野で期待以上の成績を出し続け、私たちの記憶の中に残り、蓄積されていくことで他と区別できる特徴を持ち、価値の高さを証明することによって成し得る報酬とも言える成果になるからです。

これは「偶然できるもの」と「狙ってそうなった」ものがあります。「偶然できるもの」は長年素晴らしい成績を出し続け、そうなっていったものです。スポーツ選手などはわかりやすい例ですが、野球のイチロー選手やサッカーのメッシ選手はそれに当てはまると思います。

「狙ってそうなった」ものはメーカーや製品に多いのですが、最初からその目的でスタートさせているものです。ブランド化させるという過程を踏んでその目的のために進んでいるということです。

ブランド米やブランド肉などはその地方の特産品として、イメージを定着させ結果その値段でもこの商品なら納得がいくということで購入に結び付き、食べた後に想像してたよりおいしかったという、良い意味での期待の裏切りによってブランド化に近づいていくということになります。

長財布の海外の有名なブランド

私たち財布や革製品のメーカーでもブランド化に成功している羨ましいブランドもあります。
シャネルやポールスミスなどアパレルがメインではなく、財布や革製品で有名な海外ブランドといえばルイヴィトンやエルメス、ボッテガ・ヴェネタなどのハイブランドやメンズ革製品のブランドとして名高いホワイトハウスコックスやグレンロイヤルなどがあります。

この中でも、当店【革ee.com】の革職人と話をしていると必ず名前の挙がるブランドがあります。それはエルメスです。エルメスは数ある財布や革製品のブランドの中でも違うようです。

「革職人から見た違い」とは、その縫製と組み立てのようです。
エルメスは技術力と品質の良い革を使うことで知られていて、もちろん革職人は凄腕ばかりでミシンと手縫い両方を用いています。 手縫いの技で有名なのが伝統の技法『クウジュ・セリエ』です。

縫う部分に菱目打ちで革に印を付け、菱キリという道具で一穴ずつ穴をあけていきます。 ステッチの幅を均一にし必要以上の穴をあけない、妥協を許さない職人技ですが、縫う箇所に先に一穴ずつ穴をあけていくという、あまりにも時間がかかる作業のため、現在、この技法を 取り入れられている職人さんは殆ど存在しないほど、こだわりのある技法です。

ステッチの幅が狭ければ狭いほど、穴をあける、縫う個所が多くなり、ステッチの歪みも目立つため腕が試される職人技です。

組み立てに関してもこだわりが感じられ、ステッチを一切入れないで組み立てだけで完成された革製品もあります。これは折り紙のように革を折り重ねてそれを完成品にさせていくというものですが、これがプロの革職人にも驚きに映るほど奇想天外の技のようです。
エルメスの値段の高さはその技術力と革の良さ、それに信頼から生まれたブランド価値にあるようです。

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エルメスと同じ縫製『クウジュ・セリエ』から作られたイタリア本革使用の革職人手縫い名刺入れ 商品ページはこちら

財布や革製品の日本製/国産のブランド

日本製/国産の財布や革製品にもその価値を高めブランドといえる立場に就いているメーカーもあります。 共通しているのは、革の品質と技術力を売りにしていて人気を博している点です。

私たち【革ee.com】もそうですが、やはりお客様に喜ばれる商品作りとそれを可能にするひたむきな姿勢。そこがぶれなければそれをコンセプトにした商品作りになり、結果としてブランドとなっていくと思います。まだまだ道は遠いですが、がんばって参りたいと思います!

漠然とブランド物が良いと購入していませんか?そもそも『ブランド』とは何かを解説!

日本製・国産のブランド職人の手縫い長財布

ブランドものの長財布なら何が違う

お客様がブランドものの財布や革製品に抱く印象、それは「信頼」と「安心」であると思われます。ブランド財布や革製品は値段も高い、普通の商品なら高いものはそれほど売れることはなく、また売り方も難しいものですが、ブランド価値が高まるとそれは逆に働きます。

それはなぜか?

「信頼」と「安心」がもたらす結果です。あのブランドなら間違いない、だから値段は高くても安心ということになります。培われた長年の努力の結晶ですね。

ブランドものでなくてもいいものはある 品質を見極めるポイント

もちろんブランドものでなくてもいいものはたくさんあります。デザインや見た目の格好良さだけでなく革素材や技術力の高さを売りにしているところは品質にこだわりがあるということですので、信頼に値するのではないでしょうか。誰でも一生懸命作ったものや自分が本当に良いものだと思っているものは、自慢したくなり、饒舌にもなるものです。

商品やお店のコンセプトがはっきりしていて、こだわりが語られている財布や革製品なら信頼に値するのではないでしょうか。

それにまだあまり知られていない自分だけのお気に入りのお店を発掘したときは本当に楽しいものですよね。

メンズ長財布で見るべきポイント 10年先を見る

男性向けのメンズ長財布で見るべきポイントはズバリ長く使えるかというこということだと思います。 こだわりを持って作られている長財布だと革生地と縫製、細やかな技術に至るまでしっかりと作られていますので、長く良い状態で使える長財布になります。

男性向けのメンズ長財布ですと植物性の天然なめし剤のみで作られている革生地が多く、それらの革(ヌメ革)は使えば使うほどに味が出る、味出しレザーですので、「革を育てる」というエイジング(経年変化)の楽しみも味わうことができます。

ヌメ革の中でもオイルをたっぷり革に浸透させている「オイルレザー」なら多少の傷も指先で揉めばわからなくなるほどオイルが含まれていますので、艶感も増していき最高のエイジング(経年変化)になっていきます。

綺麗にお手入れをすればするほど輝くというのが、元々生き物だった革のみに与えられる楽しみでもあります。

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使えば使うほど味わい深くなる【フリゾネ CORE – 靴べらキーホルダー】左は半年、右は2年仕様で極上のエイジング

メンズ長財布プレゼントのポイント

メンズ長財布は毎日使うアイテムであることからプレゼント(ギフト)にも人気、おすすめです。 本格革製品であるヌメ革は革の繊維が細かいので、名入れ(名前入れ)刻印も可能です。 名入れ(名前入れ)刻印は革に打刻する方法を取るために革の繊維が細かく硬いものでなくては、はっきりと入りません。これは天然素材であるヌメ革だけに許された技法であり、クローム革 などでは革の繊維が良くないものもありますので刻印は難しくなります。

レーザーなどでも名入れ(名前入れ)は可能ですが、刻印は実に味があって上品で控えめななので高級感も増しますのでおすすめです。

まとめ

■ ブランドとは「他と区別できる特徴を持ち、価値の高い製品のこと」

■ 他と区別できる特徴を持ち、価値の高さを証明することで確立される

■ 「信頼」と「安心」から生まれるお客様への認知

■ 品質がしっかりしている財布や革製品ならブランドもの以外でも人気がある

■ 長く良い状態で使える長財布は最高級品

■ 女性から男性へのメンズプレゼント(ギフト)にもおすすめ

今回はブランドに対することと長財布や革製品のことをまとめてみました。 ぜひ、購入の際のお役にたてれば幸いです。