最もタブー!革を水に浸ける?!大胆な加工から誕生した、栃木レザーの進化系:超ワイルド財布

最もタブー!革を水に浸ける?!大胆な加工から誕生した、栃木レザーの進化系:超ワイルド財布

「栃木レザー」を水につけてウォッシュ加工したメンズ長財布 商品ページはこちら

革=水に弱いという常識を覆した前衛的革財布

栃木レザーは、昔ながらの手間のかかるなめし工程を頑なに守り続けています。
今では珍しくなったすべて天然の素材のみで鞣したタンニンレザーを作り続けている栃木レザー、「栃木レザー」が世界に誇れる日本の匠の技であることは先のコラム「すべて天然素材のみで鞣した!日本が世界に誇る匠の技「栃木レザー」の魅力とは?」でも書きましたが、なんとその「栃木レザー」を水に浸けている革製品があります。

なんと!財布を大胆に水の中に丸ごと漬けるんです!

その手法は驚きの一言です。財布を完成形まで作り上げた後に、なんと大胆にも水の中に丸ごと漬けるんです!
その後に何日もかけて乾かすと独特のヴィンテージ感と風合いが生まれます。革を知りつくしている職人だからこそできる離れ業です。

しっとりしている「オイルレザー財布」をなぜわざわざ水に浸けるのか

それは、使っていくにつれ、徐々にオイルが溶け出してきて柔らかくなり手に馴染んでいき、見た目にも絶妙の“艶感”が訪れる。育てていく革「オイルレザー」の特性を見抜いているからです。

上質な『オイルレザー』独特の“エイジング”(経年変化)となっていきます。 これはタンナー(革の作り手)さんが時間をこだわりを持って作った高級な革だけに訪れる経年変化であり、すべての革から得られるものではありません。

「栃木レザー」に表情をつけるウォッシュ加工
ウォッシュ加工を施した財布がもたらす素晴らしい表情

見た目には何が変わるのか。それはウォッシュ加工された革だけがみせる独特の表情がつきます。その名の通り、革に洗いをかけ、じっくりと乾燥させるさせることにより浮かび上がる“シワ”が表情となり、他にはない個性が際立ちます。

ナチュラルな「栃木レザー」がワイルドな風貌の財布に

ヴィンテージジーンズのように新品なのにヴィンテージな風合い。革職人がひと味加えて完成した斬新な革製品となります。
この風合いは大胆にも水の中に漬けることで革に表情がつき、ナチュラルな「栃木レザー」がワイルドな風貌になっていく。このギャップは財布に一番よく合います。他ではちょっとお目にかかれない逸品の財布に仕上がっています。

間違っても、お手持ちの革財布を水に浸けたりしないでください

ウォッシュ加工が生かされる栃木レザーの財布は革の中にオイルが浸透されている 「オイルレザー」のみに許される技であり、通常のタンニンレザーではオイルがそれほど 含まれていないので使用していっても柔らかくなりにくく、使用感も硬い感じになり艶感も出にくく、クロームレザーでは本当にシワシワになり段々と艶感もなくなっていきます。  ですので間違ってもお手持ちの革製品を水に浸けたりしないでくださいね!

自然なコバでワイルド感たっぷりの財布!

あえてコバ(革の端)を切りっぱなしにし、新品なのにヴィンテージ感を味わうことができます。熟練の革職人が一つ一つ手作業で革に揉み洗い加工を施すことにより、長年使い込まれたようなクタっとした表情と風合いをはじめから楽しんでいただけます。

「フルベジタブルタンニン」と呼ばれる、化学物質を一切使用しない技法で自然の植物から取れる成分でなめしている牛革を使用しています。 更になめしの(革をやわらかくする)工程で革にレザーオイルをたっぷりと含ませているので特にお手入れも必要ありません。

革本来の自然な風合いを残した革は使い込むことにより、はじめは固い手触りがだんだん柔らかくなり手に馴染んでゆき、絶妙な艶のある光沢や、色の変化など深い味わいを楽しむ事が出来ます。

【Ruck】シリーズは、札幌の革職人軍団『steal』が栃木レザーに独自にカラーオーダーし水に浸けてウォッシュ加工されたワイルドな財布です。そしてこの財布は実は手縫いなんですよね。

ワイルドでヴィンテージ感漂う風貌には計算された革職人の手業が詰まっています。