使い勝手の良さと丁寧な仕事が魅力!革職人手作りの二つ折り財布とは?日本製のプライドに迫る!

使い勝手の良さと丁寧な仕事が魅力

本格的な革財布はそれなりの値段がしますが、せっかく高いお金を出すのであれば、自分が満足できる一品を見つけたいですよね。見た目はもちろん、財布としての使いやすさも大事な要素です。

ここでは、職人が丁寧に手作りした革の二つ折り財布をご紹介します。職人のこだわりやそこから生まれる使いやすさ、革の魅力をぜひ知ってください。

鞄職人が作る革財布とは?

革製品は財布だけでなく、鞄や靴、コートなどさまざまな製品があります。これら革製品は世界中で作られていますが、とりわけヨーロッパの革文化は非常に長く、各国がそれぞれの技術を受け継ぎながら製品を作り続けています。

日本と違い、ヨーロッパは肉食文化が長いことが革の歴史を生んだ理由と言えるでしょう。肉を食べた後に残る皮を活用するために技術が生まれ、発展していったのです。また、ヨーロッパは土地が広いことから動物がのびのびとストレスなく生活しており、上質な皮が取れることも革製品が広まった理由だと考えられています。

優れた革製品は、優れた職人から生み出されます。革文化の長いヨーロッパには高い技術力を誇る生産者(タンナー)がたくさんいて、日々製品を作り続けています。しかし、日本の生産者も負けてはいません。

ヨーロッパに比べれば革文化の歴史は浅い日本ですが、確かな技術を持った生産者は大勢います。その中の1人が革職人である野村健吾氏です。匠の手によって様々なメンズ革小物を世に生み出しており、その職人歴の長さを活かし技術の講師も勤めています。

野村氏は元々鞄職人です。革の鞄は作るために非常に高い技術力が要求されます。その鞄職人として長く技術を積んできた野村氏の技術はまさに職人技で、その高い技術力によって作り出されたのが「バンディエラシリーズ」です。その1つである二つ折り財布は、完成度の高さで人気と注目を集めています。

【Bandiera/二つ折り財布】「拡張カード段」で最大6枚収納の二つ折り財布。美しく縫い上げる「ステッチ」、丁寧に磨かれた「コバ」、耐久性と美しさのための「念入れ」など本物の二つ折り財布。

created by Rinker
【革ee.com】Bandiera|職人:野村健吾

 

使い勝手の良さはここからくる

野村氏によって誕生したバンディエラシリーズの二つ折り財布には、細部にわたって様々な工夫が施されています。その工夫が積み重なることで、使い勝手の良さが生まれるのです。例えば、カード段は10センチ×11.5センチというコンパクトなサイズながら、カードを最大6枚収納することができます。

その秘密は拡張カード段です。1つのカード段に無理矢理2枚のカードを押し込む必要がなくなることから、大切なカードに擦り傷が付くのを防ぐことができます。更にカード段には幾何学パターンが組み込まれており、実用性だけではなくデザイン性にも優れています。

小銭入れ部分のホックは、イタリア製PRYM社による高品質なものです。品質に違わぬ高級感も魅力です。

高い技術に裏打ちされた縫製の丁寧さも魅力の一つです。端部分は単に削るだけではなく、時間をかけてコバ磨きという処理を行っています。これによって端から捲れてくることを防ぎ、製品に美しさを生み出しています。

高い技術によって施された縫い目の美しさも注目したいポイントです。手作りで一針一針丁寧に縫い進めることで、強度と美しさを両立しています。

革を育てる楽しみをその手に

実は革財布は表面は高級な革を使っていても、原価を抑えるために裏側は布でできていたり、革であっても違う種類のものを使っているということも多いです。こうした製品は最初の頃は問題ないものの、布地部分が薄くなって破れてしまったり、表と裏の革の経年劣化具合に差が生まれたりしてしまいます。

長く使うことを考えると、こうした作りが不向きなのは言うまでもありません。その点、バンディエラシリーズの折り財布は、表も裏も全て同じ革で作られています。そのため、安心して長く愛用することができるのです。

革製品を選ぶときは、どのような革が使われているかという点にも注目しましょう。バンディエラシリーズの二つ折り財布に使用されている革は、日本生まれのロロマレザーです。ロウ引き側のマットな質感が特徴で、くすんだ落ち着いた色合いと最初から柔らかく使える手触りが人気の革となっています。

革はそのなめし方法によっていくつかの種類に分けられますが、このロロマレザーはヌメ革です。国産の成牛の皮を100%天然成分の植物性タンニンでじっくりとなめし、しっとりとした手触りを実現しています。植物によってなめされるので環境にも優しいです。

ロロマレザーのもう一つの魅力が、エイジング(経年変化)の美しさです。革製品の醍醐味とも言える部分で、ヌメ革そのものが元々エイジングを大きな魅力とする革ですが、ロロマレザーはなめされた後に手作業でロウを表裏に塗りこめられ、ブルームと呼ばれる層が出来上がります。使ううちにこのロウが溶け込み、革独特の艶を増していくのです。

【Bandiera/二つ折り財布】「拡張カード段」で最大6枚収納の二つ折り財布。美しく縫い上げる「ステッチ」、丁寧に磨かれた「コバ」、耐久性と美しさのための「念入れ」など本物の二つ折り財布。

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【革ee.com】Bandiera|職人:野村健吾

 

お気に入りの財布を手に入れよう

革製品と言えば海外ブランドというイメージがあるかもしれませんが、国内産のものでも高い技術を持つ職人が手作りした質の良い品はたくさんあります。

長く使うことになる財布だからこそ、デザインはもちろん使われている革の種類や使い勝手、作りの丁寧さにも注目してみましょう。長く楽しめるお気に入りの一品をぜひ探してみてください。