マネークリップを持っていると、よくおしゃれですね。などと言ってもらえる機会が多くあります。 なぜ、マネークリップはおしゃれに見えるのか? おしゃれな割にはまだ持っている人が少ないのはなぜなのか? 今回はおしゃれアイテムとしてのマネークリップについて考えていきたいと思います。
海外では人気のマネークリップ
マネークリップは実は海外では人気で珍しくはありません。
特に金属製の札ばさみタイプのものはハイブランドと呼ばれるルイヴィトンやカルティエ、グッチ、ブルガリなども人気です。
マネークリップが人気なのは、海外ではチップを渡す文化があるため、チップ用のお札をまとめて用意しておくための道具としてマネークリップが一般的に使われるようになったようです。
また、金属製マネークリップはお札を裸の状態で挟むので、お札が折れてしまったりたり傷つきやすいということがあります。
紙幣を丁重に扱うことが主流となっている日本では、お札を革などでくるんだ財布タイプのマネークリップも多く販売され人気となっています。
シンプルであるということがおしゃれの基本
金属製マネークリップ、革製の財布タイプのマネークリップどちらにも言えることはシンプルであるということです。これを二つ折り財布と比べてみると見えてくるポイントがあります。
革製の二つ折り財布タイプのマネークリップは中を開けるとお札が前面に見えてきます。
お札をめくると中にカード段があったりするものが多いのですが、見える部分はお札がメインです。
二つ折り財布の場合は、これとは逆で中を開けるとカード段や小銭入れがメインでお札はその裏に収容するタイプがほとんどです。 つまり…
二つ折り財布とマネークリップでは見える視点がまったく違うんです。
これはモノの見え方、視覚の観点からで、二つ折り財布ではカード段が目立ってしまうため、そこに収容するカードの柄などが違ってきてしまうため、どうしてもごちゃごちゃした感じに見えてきます。
それに比べて二つ折り財布タイプのマネークリップは開けた時にお札がパッと視覚に入ってくるためシンプルに見えます。 革はお札を囲うだけのものとして、札ばさみはちょこっとしたアクセントとなり、シンプルイズベストという無駄なものを削ぎ落とされたおしゃれアイテムと映ります。
おしゃれの基本は「シンプル」と言われますが、マネークリップは実に理にかなった持ち物といえるようです。