お尻ポケットに入れるなら… レザーメンズ二つ折り財布

お尻ポケットに入れるなら… レザーメンズ二つ折り財布

二つ折り財布はパンツのお尻ポケットに入れて持ち歩くのが多いため、男性に特に人気の革財布です。女性は財布をバッグに入れて持ち歩く方がほとんどですが、男性の場合は主に3パターンあります。

「お尻ポケット」「スーツの内ポケット」「バッグの中」

「スーツの内ポケット」という方は、普段スーツを着用している職種の方が多く限られてきますが、「お尻ポケット」と「バッグの中」という方はスーツ派でもカジュアル派でも当てはまります。

スーツを着用していてもパンツの後ろポケットに財布を入れておられる方も多く、バッグの中に財布を入れておられる方はビジネス用のメンズバッグとプライベート用のメンズバッグを使い分けている方も最近は多く見かけます。週末の街中でも若い方を中心にメッセンジャバッグなどの小さめのメンズバッグを持っている男性が増えてきています。

二つ折り財布は男性の場合は学生時代からの延長で持っている方が多く、女性と違いスカートを履かないパンツのみの着用しかない男性にとっては、すぐに取り出せる二つ折り財布は最高に便利な財布なのです。

では、男性は二つ折り財布のどこにこだわりを置いているか? それは…

「薄さ」と「機能性」です。

二つ折り財布は狭いスペースにお札入れ、カード段、コインケース/ 小銭入れが詰め込まれていて、これらに目いっぱい中身を入れてしまうと、どうしても分厚くなってしまいます。

分厚くなってしまうと座った時に違和感があったり、痛くなったりとよくありません。作り手のデザイナーや革職人は薄い二つ折り財布の製作を試みますが、これが中々難しくすべて革で作ると革の丈夫さから

長持ちすることは可能ですが、カード段などで革を重ねて組み立てていくとどうしても分厚くなってしまいます。

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二つ折り財布の「薄い」は耐久性との勝負

薄いということを最重要視し、革に布生地を張り合わせて作ると薄い二つ折り財布にはなりますが、良く使う部分に布生地がこすれて破れてきたりして長持ちすることは難しくなります。
そこでどちらを取るかで二つ折り財布に求めるものが違ってきます。

1つ目は革を最大限に漉く(すく)という方法です。革の財布をよく見ればわかると思いますが、カード段は他の革と違って薄くなっています。 カード段は何段かに積み重ねるとその分、分厚くなるのでまずこの部分の革を薄くします。他のパーツ部分もどれくらい薄くできるか考え、できる範囲で薄くしていきます。

ではどうやって薄くするかと言いますと、ミリ単位で革の裏面(床面)を削るように漉いていきます。この作業は主に機械ですることが多いのですが、革包丁で削っていく革職人もいます。

これはミリ単位の世界で、ほんの数ミリ変えただけで革の風合いがまったく違ってきます。たった1ミリでも重ねると数ミリになってしまうという難しい作業で、薄くしすぎると耐久性が頼りなくなるという薄さと耐久性との勝負になります。

すべて革で製作し、イタリア革などの高級オイルレザーを使用し日本製/国産の革職人が製作すると、どうしても価格が高くなります。 ですが、オイルレザーなどの植物性のタンニン剤のみでなめされたタンニンレザー(ヌメ革)は革のエイジング(経年変化)が素晴らしく、少々の傷なら中のオイルが溶け出しわからなくなっていきます。長く愛用できるということから革の二つ折り財布はおすすめです。

2つ目は革に布生地を張り合わせてという方法です。 革に布生地を張り合わせると単純に薄く作ることができ、軽量化にも成功します。 目いっぱい入れても重くなりにくいというのはうれしいことですね。使う革の種類にもよりますが、効果的に布生地を張り合わせると安い価格に抑えることも可能になります。
このように製作者や販売者はどこにポイントを置いて二つ折り財布を設計しているか、購入されるときのご参考になれば幸いです。

二つ折り財布の「機能性」は使い方次第

先程も述べたように、二つ折り財布は狭いスペースにお札入れ、カード段、コインケース(小銭入れ)が詰め込まれていて、これらに目いっぱい中身を入れてしまうと、どうしても分厚くなってしまいます。

ではどうすればいいか?  それは…

カードを減らすのが一番スマートな解決法です。

文字通り財布もスマートになり、解決法としてもスマートにまとまります。
カードはそれぞれの厚みが決まっており、カード段にカードを入れていくとその枚数の分だけ財布が分厚くなります。よくカード段に入りきれないので、コインケース/ 小銭入れの裏側などにもカードを入れている方もおられますが、カード段の枚数プラスその分のカードの枚数は確実に分厚くなります。

これは財布の構造上仕方のないことで、カードの厚みは逃がしようがなくそのまま厚みとして反映されます。 つまりカード段があったとしても、カードを単純に積み重ねているのと同じになります。

やはり入れすぎは財布自体の耐久性や長く愛用するということにも支障が出てきますので、カードをある程度整理されて収容することをおすすめします。

これはコインケース/ 小銭入れを重要視する方法でカードは必要な分だけ持つということです。お尻ポケットに入れて二つ折り財布を持ち歩く方は、出来るだけ何も持たず、手ぶらで出かけたい方が多くコインケース/ 小銭入れを別に持つというのは生活スタイルから難しくなります。 長財布などの容量が多い財布に変えるという方法もありますが、取りあえずは整理をしながら薄く保つという方法が現実的かもしれません。

カードをカードケースに入れて持ち歩くのもスマートな方法

カードを常に何枚かは持ち歩いていないと不安な方には、二つ折り財布とは別にカードケースを持ち歩くことをおすすめします。この方法だと二つ折り財布は薄い状態のまま持つことができ、カードも持ち歩くことが可能になります。二つ折り財布にも変形や歪みなどの支障がなく長持ちさせることもできます。

カードケースには名刺も入れておけば、いざというときに役に立ちますので便利な方法かと思います。上質な革製品を何点か持ち歩くというのは大人の男性のステイタスと言えるかもしれませんね。

二つ折り財布は女性から男性へのメンズプレゼントにも人気

二つ折り財布はお誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントにも人気の革製品で、父の日にもおすすめの贈り物です。名入れも可能なものも多く、名入れを刻印すれば、オリジナル感と特別感が増し、さらに喜ばれるメンズプレゼントになります。