純国産革『ロロマレザー』宝石のように美しい革という意味を込めたタンニンレザー

純国産革『ロロマレザー』宝石のように美しい革という意味を込めたタンニンレザー

国産・日本製フルベジタブルタンニンレザー(ヌメ革)といえば栃木レザーもしくはコードバンの銘革・姫路の新喜皮革があまりにも有名ですが、それに続く国産ブランドの革が出てきていないというのが現状です。フルベジタブルタンニンレザー(ヌメ革)は植物タンニンのみでじっくりと時間をかけてなめされているために生産数も少なく、現在日本で生産しているタンナーはごく僅かです。ですが近年のフルベジタブルタンニンレザー(ヌメ革)製の財布や革製品の人気により、需要は高まっています。

そんな国産・日本製のフルベジタブルタンニンレザー(ヌメ革)の中で人気と注目をじわじわと集めている革があります。その革とは古くから革の取引きが盛んだった東京は浅草のメーカーが作るオイルレザー「ロロマレザー」です。

「ロロマレザー」の名前の由来はインディアン・ジュエリーを代表するカリスマ「チャールズ・ロロマ」に敬意を表し、宝石のように美しい革を作るという意味が込められています。

「チャールズ・ロロマ」は先住民の民芸品だったインディアン・ジュエリーをコンテンポラリー・アートに高めて世に広め、後世のアーティストたちに道を切り開いたホピ族の男。人権も壁も国境も飛び越えて、世界に通用するデザインを生み出した20世紀アメリカを代表する芸術家です。

日本での知名度は決して高くありませんが、欧米ではその評価が高く伝説のインディアン・ジュエラーと呼ばれ、後世のインディアン・アーティストたちは、雑誌や写真集に載った彼の作品に刺激され、こぞってそのスタイルに追随しています。現在のコンテンポラリー・インディアン・ジュエリーと呼ばれる分野は、ロロマが切り開いたものです。

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宝石のように美しくエイジング(経年変化)する「ロロマレザー」

「ロロマレザー」の一番の魅力はその色彩の美しさにあります。
国産/ 日本製のステアハイド(成牛)をフルベジタブルタンニン槽で2回も漬け込みなめすことにより、タンニンレザー(ヌメ革)では硬さが抜けにくい革を、見事にやわらかく手触りもしっとりとした極上の感触に仕上げ、色合いもオイルが浸み込まれた革だけに宿るマットにして上品な抑えたカラーリングに仕上がっています。

この革は最初からやわらかく扱いやすいというのが魅力で、タンニンレザー(ヌメ革)の硬さが好きではないという方にもおすすめです。 革をよく知る方や革職人さんの間ではすでに評判のタンニンレザー(ヌメ革)となっています。 財布や革小物・バッグなどに加工するにも扱いやすく、そのことからも人気の革です。

「ロロマレザー」はオイルをたっぷり含んだオイルレザーであることと、色彩の美しさからエイジング(経年変化)も最高に素晴らしく、使えば使うほどに艶が増し、育て甲斐がある革です。特に手入れは必要としませんが、布などで磨けば磨くほどに艶が出て表面を覆っていきます。その艶感から宝石のように美しくと名前に込められた思いに近づいていく魅力たっぷりの革です。