当店の名刺入れで常に人気で不動の人気を誇っている名品があります。自店の商品を名品と呼ぶにはそれなりの覚悟がいりますが、この名刺入れはそれに値します。
Luteceの革職人:高橋秀行氏が作るLETTER/横型という商品で、すべての工程を高橋秀行氏が一人で仕上げています。手縫い・ハンドメイド製作ということと他の財布やパスケースなどの革小物の注文も入ってくるために(それもすべて一人で製作しています)1週間で15個作るのが限界で、限定15個の販売としています。
その15個の定数が常に人気で完売の状態になっています。完売になれば次の週の受付分の販売を開始するのですが、それもすぐに埋まっていきます。お客様から「彼の誕生日なので●日までに欲しい」「早目の発送をお願いします」とご依頼にも、お断りしなければいけないのが心痛いです。
このLETTER/横型という名刺入れは当店だけの販売でオリジナル商品です。男性女性問わず人気の商品は偶然ではなく、それには売れる理由があるはず。値段も安くない名刺入れが人気なのはどこに惹かれて買っていただいているか。私たち販売者も確認しなければいけないことを今回は考えていきたいと思います。
一枚の革の最も美しい部分しか使わないこだわりよう
革は生き物だった証を残すように、その表面は決して美しいものではありません。
傷跡や血管の跡、虫刺され、ムラやシワなどが必ず付いています。それも一頭一頭違うので、きれいな状態のものもあれば、そうでないものもあります。
名刺入れLETTER/横型に使用している革はイタリアが誇るブランド革:ミネルバリスシオでこの革はブランド革と言われるくらい世界中で愛される革である反面、使う部分が少ない非常にロスの多い革職人泣かせの革としても知られています。
それはリスシオという名前の意味からも読み取れて、イタリア語で「滑らかな」という意味の銀面(革の表面)が非常に美しい革ですが、革そのものの風合いを生かすためのナチュラル仕上げであるために、傷跡や血管の跡などの悪い部分も隠すことなくそのまま残っています。
それを革の風合いとしてそのまま使って製作している人もいますが、革職人:高橋秀行氏はそういった部分を避けて裁断しているため、ロスも多く革一枚のうちでほとんど使えないときもあるそうです。
革の最も美しい部分しか使わないこだわりは、自らが最高と認めたイタリア革ミネルバリスシオの美しさを感じていただきたい、その思いからくるものなのです。
誰にでも好かれるデザインとは
見慣れたデザインでなく使いやすいということをウリにしているものでもない、かといって斬新過ぎるのは人気の幅が狭くなってしまう。普通すぎるのも面白みに欠け、おしゃれすぎるのはビジネスの場で活躍する名刺入れには不向きです。つまりストライクゾーンはそこのゾーンであり販売者はそこを狙わなければヒットは見込めません。
それは「奇抜過ぎず上品なおしゃれ」と言葉にすれば簡単ですが、実際にデザインにして形にするには難しいのです。誰にでも好かれるデザインは、人気商品になるポテンシャルを秘めた数少ないデザインの中のほんの一握りということです。
革職人による手縫い・ハンドメイド仕上げによる丁寧なモノ作り
Luteceの革職人:高橋秀行氏が作る作品は、すべて手縫い・ハンドメイド仕上げで一人ですべての工程を製作しているというこだわりです。手縫いのステッチの幅は一番美しく見える3mm幅、コバ部分の処理も現在では機械を使ってのコバ磨きが主流の中、最も時間の掛かる手作業でのコバ磨き、それ以外の革製品が美しく見える装飾もすべて時間をかけて一人で行っています。
そういったこだわりが共感を呼び、決して安いとはいえない価格でも人気があるということは、お客様に価値が伝わっているのかと思うとうれしくなります。
名入れも対応でプレゼントにも人気
このLETTER/横型は女性から男性へのプレゼントの人気も非常に高く、クリスマス・バレンタイン・父の日などのイベントや誕生日や記念の品としても常に人気です。
人気の理由は名入れ(名前入れ・ネーム入れ)にも対応していて、ご希望される方はプレゼントでは約9割にも達します。名入れをするとより特別感が増してうれしさも倍増されるのがわかります。